150話 第六、フランス紀行の部(付スイス、スペインおよびポルトガル) 第一五〇、公認教の保護金
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フランスは宗教の自由を許すも、当時政府の公認を得たるもの、ローマ宗、新教派、ユダヤ教、ミュジュルマン宗の四宗のみ、これを公認教と称す。すなわちその国の規則に、信徒十万人以上を有する宗旨は、政府これを認定して公認教とするという。この公認教には、政府より毎年若干の保護金を賦与するなり。すなわち一八八八年度の表によるに、政府にて宗教上に費やせる金額、左のごとし。
ローマ宗に 四千三百十二万六千七百五フラン(わが金およそ一千三十万円)
新教派に 百五十五万一千六百フラン
ユダヤ教に 十八万九百フラン
そのほか新教、ユダヤ両宗礼拝所に 四千フラン
ミュジュルマン宗に 二十一万六千三百四十フラン
そのほか行政上に 二十五万一千フラン
合計 四千五百三十六万六千五百四十五フラン(わが金およそ一千百三十四万円)