欧米各国 政教日記

185話 第七、イタリア紀行の部(付ギリシアおよびトルコ) 第一八五、カタコム

231字 約1分 2012年10月21日 公開

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 ローマの市外に、古代ヤソ教者を埋葬せし所あり。これをカタコムという。その中にはローマ時代の高僧大徳の遺骨もあり、罪人悪徒の遺骨もあれども、今日にありてはその遺骨を弁別することあたわず。しかるに狡商輩ローマに至り、その墓所より遺骨を拾い取り、これに高僧大徳の名を与え、これ何大師の遺骨なり、これ何上人の遺骨なりと称し、世のヤソ教信者より千金万金を取りてその品を売り渡すという。ゆえに、昔時大罪人の骨、今日大聖者の骨となり、朝夕礼拝供養を受くるもの必ず多かるべし。

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