ノベリズ
書いて、読む
林 芙美子 完結 全1話 8,002字 約16分 2005年8月20日 更新
ばうばうとした野原に立つて口笛をふいてみても もう永遠に空想の娘らは来やしない。 なみだによごれためるとんのずぼんをはいて 私は日傭人のやうに歩いてゐる。 ああもう希望もない 名誉もない 未来もない。 さうしてとりかへしのつかない悔恨ばかりが 野鼠のやうに走つて行つた。 萩原朔太…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
底本: 林芙美子全集 第十五巻(文泉堂出版) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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