ノベリズ
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正宗 白鳥 完結 全1話 3,316字 約7分 2013年1月16日 更新
縁側に蹲んで、庭の樹の葉の隙間から空を仰ぐと、満月に近い月が、涼しさうに青空に浮んでゐる。隣家から聞えて来るラジオは流行唄を唄つてゐる。草叢には虫の音が盛んで、向うの松林には梟が鳴いてゐる。さういふいろ/\な物音を圧し潰さうとするやうに、力強い波濤が程近いところに鳴つてゐる。 「…
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底本: 日本の名随筆58 月(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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