幕末維新懐古談 17 猫と鼠のはなし

高村 光雲 完結 全1話 4,469字 約9分 2006年3月23日 更新

少し変った思い出ばなしをします。鼠の話を先にしましょう。 私が十五、六歳の時です。師匠の手元にいて、かれこれ二、三年も稽古をしたお蔭で、どうやら物の形が出来るようになって来ました。それで、そろそろ生意気になって、何か自分では一廉の彫刻師になったような気持で、師匠から当てがわれた仏…
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底本: 幕末維新懐古談(岩波文庫、岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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