梅の吉野村

大町 桂月 完結 全1話 2,537字 約5分 2008年12月17日 更新

冬は萬物みな蟄す。溌剌たる鯉の如きも、冬、爼の上に載するに、ぢつとして動かずと聞く。人間もこの例に洩れざるが、萬事例外あり。活氣ある人間は、冬とても動く。梅花咲く頃は、春とは云へ、風なほ寒し。梅見には餘程の勇氣を要す。珍らしや、裸男が末斑をけがし居る好文會の幹事より、吉野村探梅の…
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底本: 桂月全集 第二卷 紀行一(興文社内桂月全集刊行會) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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