金解禁前後の経済事情

5話 金解禁直後の經濟界 資金の流出

268字 約1分 2014年7月26日 公開

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 外國(ぐわいこく)金利(きんり)數年來(すうねんらい)比較的(ひかくてき)(たか)いのに、日本(にほん)金利(きんり)昭和(せうわ)(ねん)以來(いらい)異常(いじやう)(やす)いのであるから金解禁(きんかいきん)出來(でき)爲替相場(かはせさうば)安定(あんてい)したならば日本(にほん)資金(しきん)外國(ぐわいこく)流出(りうしゆつ)するであらう、其結果(そのけつくわ)我國(わがくに)金利(きんり)(たか)くなり、株劵(かぶけん)(さが)り、公債(こうさい)社債(しやさい)(さが)つて、我國(わがくに)經濟界(けいざいかい)非常(ひじやう)打撃(だげき)(あた)へるであらうと()ふことが、世人(せじん)(ぱん)心配(しんぱい)になつた(ところ)であるが、(しかし)ながら十(ぐわつ)(すゑ)から英米(えいべい)(とも)金利(きんり)段々(だん/\)低落(ていらく)して十一(ぐわつ)の二十()になると日本(にほん)金利(きんり)外國(ぐわいこく)金利(きんり)より(むし)(たか)いと()事情(じじやう)になつたから、其虞(そのおそれ)(さら)になくなつて、(したがつ)金解禁(きんかいきん)を一(ぐわつ)十一(にち)にしても、左樣(さやう)心配(しんぱい)毛頭(もうとう)ないと()ふことを確信(かくしん)した次第(しだい)である。

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