小説の予言者

折口 信夫 完結 全1話 388字 約1分 2004年1月17日 更新

私の知つた文學者には、豫言者だちの人と、饒舌家型の人とがあつて、著しい相違を見せてゐる。勿論、太宰君は豫言者型といふよりも、豫言者と言つた方が、もつと適切なことを思はせてゐた。 宗教の上の豫言者が、その表現の思ふ壺にはまるまでは、多く饒舌家に類してゐた。太宰君の作品にもさういふ風…
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初出 — 『「太宰治作品集」内容見本』創元社、1951(昭和26年)2月

底本: 折口信夫全集 第廿七巻(中央公論社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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