小学生のとき与へられた教訓

岡本 かの子 完結 全1話 1,722字 約3分 2002年12月10日 更新

或る晴れた秋の日、尋常科の三年生であつた私は学校の運動場に高く立つてゐる校旗棒を両手で握つて身をそらし、頭を後へ下げて、丁度逆立したやうになつて空を眺めてみた。すると青空が自分の眼の下に在るやうに見え、まるで、海を覗いてゐる気がした。ところどころに浮んでゐる白雲を海上の泡とも思ふ…
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底本: 日本の名随筆 別巻67 子供(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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