蜜柑の皮

尾崎 士郎 完結 全1話 1.1万字 約22分 2023年2月19日 更新

わざわざおいで下さいましてお目にかかるのは始めてのように思いましたが、こうやってはなしをしているうちにだんだんおもいだしてまいりました。ふしぎなものですね。今夜はすっかりわすれていたあのときのありさまがわくようにおもいだされます。ぼうっとあのときの人びとの顔までも見えるようで――…
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初出 — 「中央公論」中央公論社、1934(昭和9)年4月

底本: 尾崎士郎短篇集(岩波文庫、岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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