ノベリズ
書いて、読む
有島 武郎 完結 全1話 8,874字 約18分 1999年2月13日 更新
A兄 近来出遇わなかったひどい寒さもやわらぎはじめたので、兄の蟄伏期も長いことなく終わるだろう。しかし今年の冬はたんと健康を痛めないで結構だった。兄のような健康には、春の来るのがどのくらい祝福であるかをお察しする。 僕の生活の長い蟄眠期もようやく終わりを告げようとしているかに見え…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
初出 — 「我等」1922(大正11)年3月
底本: 惜しみなく愛は奪う(角川文庫、角川書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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