文学に於ける虚構

折口 信夫 完結 全1話 4,578字 約9分 2004年1月17日 更新

このごろ、短歌の上で虚構の問題が大分取り扱はれて來た。文學に虚構といふことは、昔から認められてゐた。日本文學では、それを繪空事・歌虚言などゝ言つて、文學には嘘の伴ふものだといふことを、はつきり知つてゐた。寧、藝術は嘘で成り立つてゐる。其肝腎の部分は嘘だと言つてゐる。だから昔の人は…
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初出 — 「短歌研究 第五卷第四號」1948(昭和23)年4月

底本: 折口信夫全集 第廿七巻(中央公論社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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