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夏目 漱石 完結 全1話 3,939字 約8分 2019年2月9日 更新
汽車は流星の疾きに、二百里の春を貫いて、行くわれを七條のプラツトフオームの上に振り落す。余が踵の堅き叩きに薄寒く響いたとき、黒きものは、黒き咽喉から火の粉をぱつと吐いて、暗い國へ轟と去つた。 唯さへ京は淋しい所である。原に眞葛、川に加茂、山に比叡と愛宕と鞍馬、ことごとく昔の儘の原…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
初出 — 「大阪朝日新聞」1907(明治40)年4月9日~11日
底本: 現代紀行文學全集 第四卷 西日本篇(修道社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
この作品には別の底本もあります — 夏目漱石全集10(ちくま文庫、筑摩書房)
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