雁の童子

宮沢 賢治 完結 全1話 8,068字 約16分 1999年7月26日 更新

流沙の南の、楊で囲まれた小さな泉で、私は、いった麦粉を水にといて、昼の食事をしておりました。 そのとき、一人の巡礼のおじいさんが、やっぱり食事のために、そこへやって来ました。私たちはだまって軽く礼をしました。 けれども、半日まるっきり人にも出会わないそんな旅でしたから、私は食事が…
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