穂高岳

幸田 露伴 完結 全1話 1,464字 約3分 2020年7月30日 更新

山岳の秀美や荘厳を受取って吾が心霊の怡悦と満足とを覚える場合はおのずから二つある。一つは自分が歩きながらに絶えず変化して吾が眼前に展開し行く奇岩や峭壁や、高い嶺の雲や近い渓の水や、風に揺ぐ玉樹の翠や、野に拡がる草の香や、姿を見ぬ仙禽の声や、然様いう種々のものの中を、吾が身が経巡り…
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初出 — 「上高地」筑摩電氣鐵道、1928(昭和3)年7月30日

底本: 紀行とエッセーで読む 作家の山旅(ヤマケイ文庫、山と溪谷社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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