ノベリズ
書いて、読む
田中 貢太郎 完結 全1話 5,553字 約11分 2003年8月13日 更新
お種は赤い襷をかけ白地の手拭を姉様冠りにして洗濯をしていた。そこは小さな谷川の流れが岩の窪みに落ち込んで釜の中のようになった処であった。お種は涼しいその水の上に俯向いて一心になって汚れ物を揉んでいた。 そこは土佐の高岡郡、その当時の佐川領になった長野から戸波へ越す日浦坂の麓であっ…
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底本: 日本の怪談(二)(河出文庫、河出書房新社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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