書翰 050 大正十二、三年(推定) 横光君子宛

横光 利一 完結 全1話 1,720字 約3分 2020年6月24日 更新

50 大正十二、三年(推定) 横光君子宛 くれぐれも云つて來たことだが、どうか、僕に滿足してもらひたい。滿足出來ないのは分つてゐる。しかし、人間と云ふものは、どんな境遇へいつても、どんな人間に逢つても必ず、それ相當な不滿があるに定つてゐるのだから。あなたが溜息をつくときの心理が分…
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底本: 定本 横光利一全集 第十六卷(河出書房新社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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