農場開放顛末

有島 武郎 完結 全1話 3,705字 約7分 2005年3月9日 更新

小樽函館間の鉄道沿線の比羅夫駅の一つ手前に狩太といふのがある。それの東々北には蝦夷富士がありその裾を尻別の美河が流れてゐるが、その川に沿うた高台が私の狩太農場であります。この農場は、私の父が子供の可愛さから子供の内に世の中の廃りものが出来たときにその農場にゆけば食ひはぐれることは…
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底本: 日本の名随筆 別巻96 大正(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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