蜜柑山散策

北原 白秋 完結 全1話 4,115字 約8分 2011年2月19日 更新

蜜柑山でも見に行かうかと、日向ぼつこから私が立つと、夕暮君も、それはよからうと続いて立ち上つた。竹林の昼餐をやつと済ますと、私たちは裏の別荘の丘に席を移して、山と海との大観をそれまでほしいままに楽しんでゐたのである。いい冬晴の午後三時過ぎ、空には微塵の雲も無かつた。日は双子の山の…
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底本: 花の名随筆11 十一月の花(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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