仏法僧鳥

斎藤 茂吉 完結 全1話 5,345字 約11分 2005年1月30日 更新

大正十四年八月四日の朝奈良の宿を立つて紀伊の国高野山に向つた。吉野川を渡り、それから乗合自動車に乗つたころは、これまでの疲れが幾らか休まるやうな気持でもあつた。これまでの疲れといふのは、比叡山上で連日『歌』の修行をし、心身へとへとになつたのをいふのである。 乗合自動車を乗り棄てる…
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初出 — 「時事新報」1928(昭和3)年1月4日、5日

底本: 斎藤茂吉選集 第八巻(岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

この作品には別の底本もあります — 日本の名随筆2 鳥(作品社)

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