きもの

長谷川 時雨 完結 全1話 1,989字 約4分 2003年10月21日 更新

着ものをきかへようと、たたんであるのをひろげて、肩へかけながら、ふと、いつものことだが古への清少納言のいつたことを、身に感じて袖に手を通した。 それは、雨の降るそぼ寒い日に、しまつてあつた着るものを出してひつかけると、薄い汗の香が鼻をかすめると、その、あるかなきかの、自分の汗の匂…
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底本: 日本の名随筆 別巻58 着物(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

この作品には別の底本もあります — 随筆 きもの(実業之日本社)

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