朝

李 箱 完結 全1話 181字 約1分 2021年11月8日 更新

朝 李箱 妻は駱駄の様に手紙を呑んだまゝ死んで行くらしい。疾くに私はそれを読んでしまつている。妻はそれを知らないのか。午前十時電灯を消さうとする。妻が止める。夢が浮出されているのだ。三月の間妻は返事を書かうとして未だに書けていない。一枚の皿の様に妻の表情は蒼く痩せている。私は外出…
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底本: 李箱詩集(花神社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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