九谷の皿

中谷 宇吉郎 完結 全1話 1,122字 約2分 2022年6月15日 更新

支那の古い時代の青墨の色に、興味をもったのは、高等学校の学生時代である。 四高へ通っていたころ、中村浩さんという日本画家と知り合いになった。油絵から転向した人で、色にはきわめて敏感であった。支那の名墨の墨色図鑑を自分でつくって、秘蔵していた。旧家やこっとう屋を回って、ちょっと磨ら…
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初出 — 「東京新聞」1961(昭和36)年3月

底本: 中谷宇吉郎随筆選集第三巻(朝日新聞社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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