軍用鮫

海野 十三 完結 全1話 7,744字 約15分 2000年3月8日 更新

北緯百十三度一分、東経二十三度六分の地点において、楊博士はしずかに釣糸を垂れていた。 そこは嶮岨な屏風岩の上であった。 前には、エメラルドを溶かしこんだようなひろびろとした赤湾が、ゆるい曲線をなしてひらけ空は涯しもしらぬほど高く澄みわたり、おつながりの赤蜻蛉が三組四組五組と適当な…
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底本: 十八時の音楽浴(早川文庫、早川書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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