幸運の黒子

海野 十三 完結 全1話 2,897字 約6分 2000年2月26日 更新

「どうして、おれはこう不運なんだろう」 病院の門を出ると、怺えこらえた鬱憤をアスファルトの路面に叩きつけた月田半平だった。 院長は、なーに大丈夫ですよ、こんな病気なら注射の五十本もやれば造作なく治りますよ。ただし五十本が一本欠けても駄目ですよ、それをお忘れのないように――と言った…
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底本: 赤外線男 他6編(春陽文庫、春陽堂書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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