火星の芝居

石川 啄木 完結 全1話 1,243字 約2分 2004年9月11日 更新

『何か面白い事はないか?』 『俺は昨夜火星に行って来た』 『そうかえ』 『真個に行って来たよ』 『面白いものでもあったか?』 『芝居を見たんだ』 『そうか。日本なら「冥途の飛脚」だが、火星じゃ「天上の飛脚」でも演るんだろう?』 『そんなケチなもんじゃない。第一劇場からして違うよ』…
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初出 — 「明星」1908(明治41)年7月

底本: 石川啄木集(下)(新潮文庫、新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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