旧聞日本橋 15 流れた唾き

長谷川 時雨 完結 全1話 8,491字 約17分 2003年7月29日 更新

神田のクリスチャンの伯母さんの家の家風が、あんぽんたんを甚くよろこばせた。この伯母さんは、女学校を出て、行燈袴を穿いて、四円の月給の小学教師になったので、私の母から姉妹の縁を切るといわれた女だ。でも、当時を風靡した官員さんの細君になったので、また縁がつながったものと見える。思うに…
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底本: 旧聞日本橋(岩波文庫、岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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