卜居 津村信夫に

堀 辰雄 完結 全1話 2,897字 約6分 2004年1月15日 更新

この家のすぐ裏がやや深い谿谷になっていて――この頃など夜の明け切らないうちから其処で雉子がけたたましく啼き立てるので、いつも私達はまだ眠いのに目を覚ましてしまう程だが、――それでも私はその谿谷が悪くなく、よく小さな焚木を拾いがてらずんずん下の方まで降りていったりする。その谿谷の丁…
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底本: 堀辰雄集 新潮日本文学16(新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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