根強い北陸文化

中谷 宇吉郎 完結 全1話 1,811字 約4分 2022年3月3日 更新

私が四高の学生だったころに、金沢から一人の若い青年が突如として、彗星のごとく日本の文壇にあらわれた。それは『地上』でもって、一躍世に出た島田清次郎であった。 当時私は、寺町の医師の住宅に下宿していたが、この家は、そのころ金沢でも一流の料亭であった「望月」の並びにあった。犀川べりの…
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初出 — 「北陸中日新聞」1960(昭和35)年11月

底本: 中谷宇吉郎随筆選集第三巻(朝日新聞社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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