長谷川君と余

夏目 漱石 完結 全1話 4,616字 約9分 1999年5月12日 更新

長谷川君と余は互に名前を知るだけで、その他には何の接触もなかった。余が入社の当時すらも、長谷川君がすでにわが朝日の社員であるという事を知らなかったように記憶している。それを知り出したのは、どう云う機会であったか今は忘却してしまった。とにかく入社してもしばらくの間は顔を合わせずにい…
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初出 — 「朝日新聞」1909(明治42)年8月

底本: 夏目漱石全集10(ちくま文庫、筑摩書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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