ノベリズ
書いて、読む
北原 白秋 完結 全1話 1,035字 約2分 2008年6月6日 更新
閑雅な孟宗の枯れ色は私にとつて何より親しく感じられる。私は階上の書斎から硝子戸越しに朝夕その眺めを楽しんでゐる。どの窓を眺めても孟宗がしだれてゐる。寒くて風の少ない日などはその揺れる秀さきばかりがこまかな光りを反してゐる。 聖ヶ獄にも斑ら雪が残つてゐる。庭の寒枇杷も冷えきつてよい…
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底本: 花の名随筆1 一月の花(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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