わがまま

伊藤 野枝 完結 全1話 8,570字 約17分 2002年11月18日 更新

関門の連絡船を降りる頃から登志子は連れのまき子や安子がいそいそと歩いていく後から重い足どりでずっと後れて歩いていった。この前年の夏休みに叔母とまき子と三人でここに降りた時には登志子は何とはなしになつかしい家の門に車から降りた時のような気がした。もう九州だという感じがほんとになつか…
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底本: 伊藤野枝全集 上(學藝書林) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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