書について

高村 光太郎 完結 全1話 2,532字 約5分 2007年1月22日 更新

この頃は書道がひどく流行して来て、世の中に悪筆が横行している。なまじっか習った能筆風な無性格の書や、擬態の書や、逆にわざわざ稚拙をたくんだ、ずるいとぼけた書などが随分目につく。 一 絶えて久しい知人からなつかしい手紙をもらったところが、以前知っていたその人の字とは思えないほど古法…
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底本: 昭和文学全集第4巻(小学館) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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