ノベリズ
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岸田 国士 完結 全1話 3,115字 約6分 2005年10月4日 更新
人影のない夕暮の砂浜を、たゞ一人、歩いてゐることが好きでした。 それは私の感傷癖と別に関係はないやうです。水と空とを包む神秘な光に心を躍らせる外、一向追憶めいた追憶にふけるわけでもなかつたのですから。まして、月が波の上に出るのを待つて、ロマンスの一節を口吟むほど甘美なリヽシズムを…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
初出 — 「女性 第八巻第一号」1925(大正14)年7月1日
底本: 岸田國士全集20(岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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