日本に生れた以上は

岸田 国士 完結 全1話 6,067字 約12分 2005年7月7日 更新

さあ、僕はどういふ風に云はうか? 林君は熱情を見事に整理しつつ雄弁を振つてゐる。森山君は、縹渺たる感懐をリリカルな思考に托してゐる。何れも文学者らしい態度で堂々とこの課題を征服した。 僕は、率直に云ふ。林君にはまだついて行けないし、森山君には少し焦らされた。 かういふ問題は、とい…
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初出 — 「文学界 第三巻第八号」1936(昭和11)年8月1日

底本: 岸田國士全集23(岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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