古事記 02 校註 古事記

27話 古事記 中つ卷 〔東征〕

327字 約1分 2013年7月15日 公開

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 神倭伊波禮毘古(かむやまといはれびこ)の命、その同母兄(いろせ)五瀬の命と二柱、高千穗の宮にましまして(はか)りたまはく、「いづれの(ところ)にまさば、天の下の政を平けく(きこ)しめさむ。なほ東のかたに、行かむ」とのりたまひて、すなはち日向(ひむか)一より()たして、筑紫に()でましき。かれ豐國の宇沙(うさ)二に到りましし時に、その土人(くにびと)名は宇沙都比古(うさつひこ)宇沙都比賣(うさつひめ)二人、足一騰(あしひとつあがり)の宮三を作りて、大御饗(おほみあへ)獻りき。其地(そこ)より遷りまして、竺紫(つくし)の岡田の宮四に一年ましましき。またその國より上り幸でまして、阿岐(あき)の國の多祁理(たけり)の宮五に七年ましましき。またその國より遷り上り幸でまして、吉備の高島の宮六に八年ましましき。

一 九州の東方。

二 大分縣宇佐。

三 柱が一本浮き上つた宮殿。

四 福岡縣遠賀郡遠賀川の河口の地。

五 廣島縣安藝郡。

六 岡山縣兒島郡。

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