顔

高村 光太郎 完結 全1話 766字 約2分 2007年1月10日 更新

顔は誰でもごまかせない。顔ほど正直な看板はない。顔をまる出しにして往来を歩いている事であるから、人は一切のごまかしを観念してしまうより外ない。いくら化けたつもりでも化ければ化けるほど、うまく化けたという事が見えるだけである。一切合切投げ出してしまうのが一番だ。それが一番美しい。顔…
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底本: 昭和文学全集第4巻(小学館) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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