ノベリズ
書いて、読む
折口 信夫 完結 全1話 5,372字 約11分 2004年1月20日 更新
山の《スガル》の巣より出で入 道の上 立ちどまりつつる ひそかなりけり 前に来たのは、ことしの五月廿日、板谷を越えて米沢へ出ると、町は桜の花盛りであった。それほど雪解けの遅れた年である。高湯へ行きたいのだと雇いかけて見ても、どの家でも、自動車を出そうとは言わない。もう半月もせなけ…
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底本: 日本の名随筆10 山(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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