最後の一句

森 鴎外 完結 全1話 9,041字 約18分 1997年10月8日 更新

元文三年十一月二十三日の事である。大阪で、船乘業桂屋太郎兵衞と云ふものを、木津川口で三日間曝した上、斬罪に處すると、高札に書いて立てられた。市中到る處太郎兵衞の噂ばかりしてゐる中に、それを最も痛切に感ぜなくてはならぬ太郎兵衞の家族は、南組堀江橋際の家で、もう丸二年程、殆ど全く世間…
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初出 — 「中央公論」1915(大正4)年10月

底本: 日本現代文學全集 7 森鴎外集(講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

この作品には別の底本もあります — 山椒大夫・高瀬舟他四篇(岩波文庫、岩波書店)

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