ノベリズ
書いて、読む
岡本 綺堂 完結 全4話 1.6万字 約32分 1999年7月24日 更新
半七老人の家には小さい三毛猫が飼ってあった。二月のあたたかい日に、私がぶらりと訪ねてゆくと、老人は南向きの濡縁に出て、自分の膝の上にうずくまっている小さい動物の柔らかそうな背をなでていた。 「可愛らしい猫ですね」 「まだ子供ですから」と、老人は笑っていた。「鼠を捕る知恵もまだ出な…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
底本: 時代推理小説 半七捕物帳(一)(光文社時代小説文庫、光文社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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