ノベリズ
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樋口 一葉 完結 全1話 3,208字 約6分 2007年9月8日 更新
見渡すかぎり地は銀沙を敷きて、舞ふや蝴蝶の羽そで軽く、枯木も春の六花の眺めを、世にある人は歌にも詠み詩にも作り、月花に並べて称ゆらん浦山しさよ、あはれ忘れがたき昔しを思へば、降りに降る雪くちをしく悲しく、悔の八千度その甲斐もなけれど、勿躰なや父祖累代墳墓の地を捨てゝ、養育の恩ふか…
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初出 — 「文学界 第三号」1893(明治26)年3月31日
底本: 新日本古典文学大系 明治編 24 樋口一葉集(岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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