ノベリズ
書いて、読む
堀 辰雄 完結 全2話 1.6万字 約31分 2004年2月2日 更新
私は十五だった。そしてお前は十三だった。 私はお前の兄たちと、苜宿の白い花の密生した原っぱで、ベエスボオルの練習をしていた。お前は、その小さな弟と一しょに、遠くの方で、私たちの練習を見ていた。その白い花を摘んでは、それで花環をつくりながら。飛球があがる。私は一所懸命に走る。球がグ…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
初出 — 「日本國民」日本國民社、1932(昭和7)年9月号
底本: 燃ゆる頬・聖家族(新潮文庫、新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
この作品には別の底本もあります — 堀辰雄作品集第一卷(筑摩書房)
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