舞姫

森 鴎外 完結 全1話 1.6万字 約32分 2021年7月9日 更新

石炭をばはや積み果てつ。中等室の卓のほとりはいと静かにて、熾熱燈の光の晴れがましきも徒なり。今宵は夜ごとにここに集い来る骨牌仲間も「ホテル」に宿りて、舟に残れるは余一人のみなれば。五年前の事なりしが、平生の望み足りて、洋行の官命をこうむり、このセイゴンの港まで来しころは、目に見る…
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これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る

初出 — 「國民之友第六拾九號」民友社、1890(明治23)年1月3日

底本: 舞姫(集英社文庫、集英社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

この作品には別の底本もあります — 日本現代文學全集 7 森鴎外集(講談社)、現代日本文學大系 7(筑摩書房)

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