火の踵

原 民喜 完結 全1話 9,379字 約19分 2002年9月21日 更新

……音楽爆弾。 突然、その言葉が頭の一角に閃光を放つと、衝撃によろめくやうにしながら人混のなかで立留まつてゐた。たつた今、無所得証明書とひきかへに封鎖預金から千円の生活費を引出せたので、その金はポケツトの中にあつた。それほどの金では一ケ月の生活を支へることも不可能だつたが、その金…
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底本: 日本の原爆文学1 原民喜(ほるぷ出版) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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