ラヂオ漫談

萩原 朔太郎 完結 全1話 3,314字 約7分 2005年2月21日 更新

東京に移つてから間もなくの頃である。ある夜本郷の肴町を散歩してゐると、南天堂といふ本屋の隣店の前に、人が黒山のやうにたかつてゐる。へんな形をしたラツパの口から音がきれぎれにもれるのである。 「ははあ! これがラヂオだな。」 と私は直感的に感じた。しかし暫らくきいてゐると、どうして…
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底本: 日本の名随筆 別巻96 大正(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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