橋上 ――詩壇の議論家に捧ぐ――

萩原 朔太郎 完結 全1話 758字 約2分 2021年11月1日 更新

支那のある水郷地方。 白柳が枝をたれて、陽春の長閑かな水が、橋の下をいういうと流れてゐる。 橋の上に一人の男がたたずんでゐる。男はぼんやりと考へながら、川の流れを見つめてゐた。 「どうした? 惠子。」 さういつて一方の男が、後から肩を叩いた。男は詩人哲學者の莊子であつた。 「あれ…
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初出 — 「詩神 第二卷第一號」1926(大正15)年1月号

底本: 萩原朔太郎全集 第八卷(筑摩書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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