怪しの者

国枝 史郎 完結 全2話 1.2万字 約25分 2004年12月21日 更新

一 乞食の権七が物語った。 尾張の国春日井郡、庄内川の岸の、草の中に寝ていたのは、正徳三年六月十日の、午後のことでありました。いくらか靄を含んでいて、白っぽく見えてはおりましたが、でもよく晴れた夏の空を、自分の遊歩場ででもあるかのように、鳶が舞っておりましたっけ。 ふと人の気勢を…
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これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る

初出 — 「日本伝奇名作全集4 剣侠受難・生死卍巴(他)」番町書房、1970(昭和45)年2月25日

底本: 日本伝奇名作全集4 剣侠受難・生死卍巴(他)(番町書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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