ノベリズ
書いて、読む
森 鴎外 完結 全1話 4,552字 約9分 1998年5月11日 更新
悪魔に毛を一本渡すと、霊魂まで持つて往かずには置かないと云ふ、西洋の諺がある。 あいつは何も書かない奴だといふ善意の折紙でも、何も書けない奴だといふ悪意の折紙でも好い。それを持つてゐる間は無事平穏である。そして此二つの折紙の価値は大して違つてはゐないものである。ところがどうかした…
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初出 — 「東亜之光」1909(明治42)年5月
底本: ザ・鴎外 ―森鴎外全小説全一冊―(第三書館) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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