三甚内

国枝 史郎 完結 全2話 1.1万字 約22分 2005年3月30日 更新

一 「御用! 御用! 神妙にしろ!」 捕り方衆の叫び声があっちからもこっちからも聞こえて来る。 森然と更けた霊岸島の万崎河岸の向こう側で提灯の火が飛び乱れる。 「抜いたぞ! 抜いたぞ! 用心しろ」 口々に呼び合う殺気立った声。ひとしきり提灯が集まって前後左右に揉み合ったのは賊を真…
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これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る

初出 — 「ポケット」1925(大正14)年1月

底本: 銅銭会事変 短編(国枝史郎伝奇文庫27、講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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