親馬鹿入堂記

尾崎 士郎 完結 全5話 1.2万字 約24分 2022年2月19日 更新

三十五歳のとき、長女が生れた。昭和八年である。私にとっては、まったく思いがけない出来事だった。そのとき、ある婦人雑誌から、はじめて父親になった感想を求められ、父親たるべき腹の出来ていないことを答えたことを覚えている。当時の日記をひろげてみると、つぎのような感想が書きなぐってあった…
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底本: 親馬鹿読本(鱒書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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